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笑うコーギー・ドッグフォトの佐藤克之さん
「ペットカメラマンへの道」
(2013.02.07)
笑うコーギーなど、ドッグフォトで有名なカメラマン、佐藤克之さん。
ワンちゃんファンに大人気です。佐藤さんに、ペットカメラマンとなったいきさつ、良い写真の撮り方について伺いました。
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◆ペットカメラマンへの道
横浜市磯子区岡村町。
フォークデュオの「ゆず」や、女子プロレスラーの神取忍さんの地元ですが、佐藤さんも、おなじく岡村で生まれ育ちました。
現在のご活躍から、子どもの頃からアートの才能を発揮し、芸術家の道を一直線の方かと思いきや、
「機械工学の学校を出て、最初はバイク用品を販売していました」
アーティストというよりも、エンジニア方面の道を歩んでいたそうです。
ただ、お父様が絵を描かれるかたで、その流れで写真にも興味はあり、素養は十分だったようです。
やがて佐藤さん、学校関係に備品を納品する会社に転職します。
その営業の途中に出会ったのがモモちゃんでした。
諸事情を考えて、独立しようか悩んでいた佐藤さんは、モモちゃんに背中を押されて独立を決断します。
「独立すれば、モモと一緒の時間が増えますから」
PCの販売、メンテナンス、HP制作、そしてデザイナーである奥様の仕事もくわえた会社を立ち上げます。
そこで佐藤さんは、HPの制作をする上で、素材を撮影する必要に迫られてカメラを手にします。
仕事としてカメラを扱うのは、それが初めてのことでした。
本業にするつもりはなかった写真。ところが、平成不況の煽りで、当初本業と考えていた分野が業績を落としていきます。
なりふり構っていられません。
まさにタイミングよく、モモちゃんの写真が評判を呼び、撮影会や出版の仕事、NHKからもカメラマンとして声がかかるようになります。
必死に写真の仕事をこなしているうちに、気がついたら「カメラマンが本業になっていた」佐藤さん。
「がむしゃらに、いただく仕事をしていたら、カメラマンという場所にたどり着いたという感じです。私は、自分はカメラマンになるんだ、アートなんだ、なんていう気持ちは全くありませんでした」
それにしても、と佐藤さんはおっしゃいます。
「モモと逢ってから、カメラマンになる方へなる方へと、すべてのものが動いていっている気がします。不思議な巡り合わせですね」
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(取材:桜企画)